2019.06.10

Salesforce 認定 Community Cloud コンサルタントの出題範囲が拡大されました!

はじめに

はじめまして。テラスカイの山口です。

テラスカイに入社して8つの資格を取得しましたが、9つ目の資格取得に向け、2019年5月末に「Salesforce 認定 Community Cloud コンサルタント」の受験を予定しております。

Community Cloud コンサルタント とは

Salesforce Community ソリューションのコンサルタントとして必要な設計と実装ができる知識があることを証明します。
SalesforceでCommunityを導入・構築する上で必要な知識が問われます。

試験範囲が拡大されました!

Salesforce 認定 Community Cloud コンサルタントですが、Spring19より試験範囲が拡大されております。
追加されたカテゴリは以下2つです。

1. コンテンツ
 - CMS Connectでできることについて説明する
 - ユーザごとにコンテンツをパーソナライズする手法を特定する
 - Chatter質問およびChatterグループでできることについて説明する
 - コミュニティの検索機能について説明する
 - コミュニティの翻訳のプロセスを説明する
2. テンプレートとユースケース
 - Lightning テンプレートおよび Lightning Bolt でできることについて説明する

追加された上記2つについて、勉強も兼ねて詳しく解説していきたいと思います。

1. コンテンツ

CMS Connect とは?

SalesforceのHelpによると、
コンテンツ管理システム (CMS) が組み込まれた Web サイトがありますか? コミュニティに CMS コンテンツを接続して、一貫性のあるブランド設定、素材の再利用、およびメンテナンスのしやすさを実現することができます。
とあります。
WordPressのような、サードパーティ CMS のアセットを Salesforce コミュニティに埋め込むことができる機能になります。Salesforceで正式にサポートされているCMSプロバイダは以下があります。
・Adobe Experience Manager
・Drupal
・SDL
・Sitecore
・WordPress

コミュニティの実装で実際にニーズがある点だと思いますので、把握しておきたい機能ですね。
詳細設定方法は以下のHelpをご確認下さい。

ユーザごとにコンテンツをパーソナライズする

例えば、地域によって表示されるページやコンポーネントを切り替えたいといった要望があった場合、地域ごとに異なるコミュニティを作成するのではなく、コミュニティユーザのプロファイルやレコードタイプの条件を基に表示されるページやコンポーネントを制御することが可能です。

条件種別の種類や条件設定するときの考慮事項、割り当てができる条件・コンポーネント等が問われるかもしれません。

Chatter質問およびChatterグループでできること

Chatterの基本的な機能についてよりも、コミュニティでの使用を想定した内容が問われることが想定されます。
例えば、、、

・質問-to-ケースについて
・Salesforce タブ + Visualforce、またはカスタマーサービステンプレートを使用して構築されたコミュニティ類似の質問、類似の記事を表示することができる
・AppExchange でSalesforce Communities Managementダッシュボードをインストールし、Chatter の質問の使用を追跡できる

等々。

2. テンプレートとユースケース

Lightning テンプレート

コミュニティテンプレートについては今までも出題されていましたが、カテゴリとして別立てになりました。
すべてのテンプレートは、コミュニティビルダーでカスタマイズする Lightning ベースのテンプレートになります。以下のテンプレートがどういったユースケースで使用されるのか、Salesforce タブ + Visualforceを使用すべきケースは何かを理解しておくことが必要になりそうです。

・カスタマー取引先ポータル
・Partner Central
・カスタマーサービス
・ヘルプセンター
・Build Your Own
・Aloha

以下のHelpの内容を理解しておくとよさそうです。

Lightning Bolt

Lightning Boltはパッケージのコミュニティ版のようなものです。
パッケージ化することで、Lightning コミュニティテンプレート、カスタムアプリケーション、ビジネスプロセスフローを再利用したり、AppExchange で配布することができます。

・類似するパートナーコミュニティを作成したい
・ある業界のソリューションの作成を専門とするSalesforceパートナー企業がコミュニティで作成したアプリケーション・ビジネスプロセスフローをパッケージ化して提供したい

上記のようなケースでLightning Boltを利用すると、ソリューションの実装に必要な時間が短縮され、開発コストが削減できることを把握しているかが問われそうです。

最後に

今回拡大された範囲はコミュニティを構築する上で把握しておきたいものばかりです。試験対策だけでなく、実際のコミュニティ構築を想定して学習することが重要ですね。

出題範囲すべてを学習されたい方はTrailmixがおすすめです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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