はじめに
このブログでは、Data Migrator(データマイグレータ)という、データ移行ツールをご紹介します。テストデータ作成や、データ移行に時間がかかっている方の参考になれば嬉しいです。
テストデータ作成における悩みは尽きない
皆さんはどのようにテストデータを作成していますでしょうか。Salesforceに標準で備わっているData Loaderやインポートウイザードを使ったり、またはETLツールを利用したりしている方もいらっしゃるかと思います。これらのツールを使ってテストデータの作成・移行をするうえで、こんなお悩みはないでしょうか。
・テストデータを作る作業に時間がかかりすぎる
・オブジェクトごとにデータ移行しており、オブジェクト間で整合性を保つことに労力がかかる
・データ移行時にトリガーが動いてしまい、予期せぬメールが送信されてしまった
・Full/Partial Sandboxを利用しているので、本番データが閲覧できる状態でテストしている
また、システムテストのように本番データを流用してテストデータを作りたい場合や、データ移行のテストをした環境から、そのデータを本番環境にそのまま移行したい、といったことはないでしょうか。
今回ご紹介するData Migratorは、そんなお悩みの解消に役立つツールです。
・テストデータを作る作業に時間がかかりすぎる
・オブジェクトごとにデータ移行しており、オブジェクト間で整合性を保つことに労力がかかる
・データ移行時にトリガーが動いてしまい、予期せぬメールが送信されてしまった
・Full/Partial Sandboxを利用しているので、本番データが閲覧できる状態でテストしている
また、システムテストのように本番データを流用してテストデータを作りたい場合や、データ移行のテストをした環境から、そのデータを本番環境にそのまま移行したい、といったことはないでしょうか。
今回ご紹介するData Migratorは、そんなお悩みの解消に役立つツールです。
Data Migratorとは
Data Migratorは、リリース管理ツールで全米No.1(※)の評価を得ているFlosumを開発しているFlosum社の製品で、Salesforce組織間でデータを移行できるAppExchange製品です。
※AppExchangeのEnglish版、カテゴリー(App Categories)「Admin & Developer Tools」のすべてのソリューションのうち、レビュー数が最も多く高評価である。自社調べ。(2023/11/7時点)
AppExchangeのEnglish版は Salesforce.com, inc.が運営しています。(https://appexchange.salesforce.com/)
移行したいオブジェクトから項目を選択し、オブジェクトのリレーションと整合性を保持したまま、Salesforce上でデータの移行を行います。移行前にデータ件数を確認できるので、移行先の環境に適したデータ量を移行することができます。
先述したツールと異なり、Data MigratorはSalesforce上にすでに存在しているデータを利用するので、テストデータを作成する必要がありません。データダウンロードなども不要なため、Salesforce上でセキュアにデータを移行することができます。
先述したツールと異なり、Data MigratorはSalesforce上にすでに存在しているデータを利用するので、テストデータを作成する必要がありません。データダウンロードなども不要なため、Salesforce上でセキュアにデータを移行することができます。
Data Migratorの3つの特徴的な機能を見ていきましょう。
機能1:Data Setの作成
Data Set(データセット)は、オブジェクト単位に移行したいデータの詳細情報(オブジェクト名、抽出条件など)を定義します。抽出条件を設定したり、最大データ件数を指定したりするなどして、データ件数を制限することも可能です。また、移行データのマスキング(文字列変換)も容易に実施できるので、見せたくないデータは隠しつつ、Salesforce上のデータを利用してスピーディにデータを移行することができます。
オブジェクトに項目が追加された場合でも、このデータセットの移行項目を更新するだけでメンテナンスは完了します。オブジェクト構成が同じであれば、一つのデータセットを複数の組織へデータ移行する際に使い回すことができます。
オブジェクトに項目が追加された場合でも、このデータセットの移行項目を更新するだけでメンテナンスは完了します。オブジェクト構成が同じであれば、一つのデータセットを複数の組織へデータ移行する際に使い回すことができます。
機能2:Sequenceの作成
Sequences(シークエンス)では、作成したデータセットの移行順序を設定します。設定する際には自動で組織のオブジェクト情報を読み込むので、最新のオブジェクト構成に基づくデータ移行準備が可能です。子オブジェクトのレコードは自動的に親オブジェクトレコードの後に移行されるようにデータ移行順序が組み立てられるため、ここで頭を悩ます必要はありません。「子オブジェクトの特定のレコードに紐づく親オブジェクトレコードを抽出する」などオブジェクト間のリレーションに基づいた細かな設定をすることもできます。
機能3:Sequenceの実行
データを移行するには、機能2で作成したSequenceを実行するだけです。実行時には、移行先組織のフローやトリガーを無効化することもできるので、メール送信など予期せぬアクションを防ぐことができます。また、ロールバック機能もあるので、移行先組織の状態をデータ移行前に戻したい場合も素早く対応できます。
最後に
いかがでしたでしょうか。Salesforce上で手間をかけずにテストデータ移行を実施できるところをご覧いただけたかと思います。適切なツールを利用してスピーディにDevOpsのサイクルを回していきたいですね。
製品のお問い合わせは、弊社担当営業またはこちらまでお願いいたします。
Flosum社では、今回ご紹介したData Migratorの他にFlosumというリリース管理ツールを提供しております。ご興味のある方は以下ブログもぜひご覧ください。
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