2022.01.05

簡単!Studioから多要素認証が有効な組織に接続する方法

はじめに

みなさんこんにちは。SkyVisualEditor開発担当です。

もうほとんどの方がご存じかと思いますが、2022年2月1日よりSalesforce製品へのアクセスには多要素認証(MFA)が必須になります。
そこで今回はMFAについて、またSkyVisualEditorのStudioからMFAが有効化された組織への接続方法についてご説明します。

約5分ですぐ読める内容となっておりますので、最後までお読みいただければと思います。

多要素認証(MFA)とは

そもそもMFAとは何か?については簡単にご説明します。

〇多要素認証 (MFA) とは?
 超簡単ですが以下みたいなイメージです。
「アクセス権限を得るために接続先が本人確認方法をユーザに複数要求する仕組み」

今回でいえばSalesforce組織へのログイン時にパスワードだけだと不安なので、接続先と取り決めをした本人しか知りえない情報も付加してねってことですね。

詳しく知りたい方は以下の記事も参考に。
では、SkyVisualEditorのStudioからMFA利用についてご説明します。

StudioからMFA利用して組織接続する方法

SkyVisualEditorのStudioからSalesforce組織へのログインはAPI経由の為、接続先のSalesforce組織ユーザのプロファイル設定「API ログインの多要素認証」が有効化された場合に以降の設定が必要となります。

Salesforce組織のプロファイル設定

SkyVisualEditorのStudioを使ってSalesforce組織へログインを行う際に、ユーザ名、パスワードを求められると思います。

SkyVisualEditor VFを使用したSalesforceログイン画面

SkyVisualEditor LCを使用したSalesforceログイン画面

通常であれば「ユーザ名」には接続先Salesforce組織のユーザ名とそのパスワードのみでログインが可能です。

ここで接続先Salesforce組織がMFA有効化されている場合、今まで通りユーザ名とパスワードでログインを行うと以下のようなエラーが発生します。

SkyVisualEditor VFでログイン失敗時のダイアログ

SkyVisualEditor LCでログイン失敗時のダイアログ

MFA有効化されたユーザへのログインに必要になってくるの、がSalesforce Authenticatorなどから取得した認証コードです。

先ほどのSkyVisualEditor VFを使用したSalesforceログイン画面のパスワードの末尾に認証コードを入力していただくことで、ログインが可能となります。

 【接続先Salesforce組織のユーザのパスワード+認証コード】

 例)接続先Salesforce組織のユーザのパスワード:AA12345
   認証コード:612 514

   入力パスワード:AA12345612514

SkyVisualEditor VFを使用したSalesforceログイン画面

SkyVisualEditor LCを使用したSalesforceログイン画面

以上がMFA有効化されたSalesforce組織へSkyVisualEditorのStudioから接続する方法となります。

おわりに

もう間もなく多要素認証は必須となりますので、Studioご利用時には本接続方法にご注意ください。
今後ともSkyVisualEditorをどうぞよろしくお願いします。

※本記事に記載の手順はSkyVisualEditor ヘルプドキュメントにも記載いたします。
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