2021.06.30

DataSpiderのエラー解決のために理解しておきたい3つのポイント

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みなさん、こんにちは。製品営業本部の河合です。

DataSpider(クラウド、パッケージ問わず)でのデータ連携でエラーが発生した場合、どのように対応しているでしょうか。DataSpiderは異なるシステムをつなぐデータ連携ツールであるため、調査範囲が広く、製品サポートやSIベンダに丸投げするだけだと、解決までに時間がかかるケースが多くあります。

今回は、エラー調査を効率化するために理解しておきたいポイントを紹介します。
シャーロック・ホームズシルエット

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1. エラーの種類と発生原因を理解する

DataSpiderはデータ連携ツールであるため、一口にエラーと言っても様々な種類があります。エラーメッセージはDataSpider上に表示されますが、原因がDataSpiderであるとは限りません。

ここでは、エラーが発生する箇所と主なエラー内容を紹介します。

DataSpiderで発生するエラー

DataSpiderで発生するエラーは、主にスクリプトの作りによるものが多いです。
一例として、以下のようなものがあります。
  • データ型の不一致など、一般的なプログラミングでも発生するエラー
  • DataSpiderの仕様制限によるエラー
  • 連携サーバのリソース不足により、スクリプトが正常に実行できなかった
なお、DataSpider上でエラーが発生した場合、エラーの内容を示すメッセージコードが出力されます。メッセージコードについてはヘルプに詳細が記載されており、詳細を確認することが可能です。

ネットワークで発生するエラー

DataSpiderから接続先となるDBやシステムへの通信に問題が起きたときに発生します。
一例として、以下のようなことが考えられます。
  • 瞬断や遅延による通信の中断
  • FWなどのネットワーク機器による通信の遮断
この場合、ネットワーク担当者に連絡し、ネットワーク機器のログなどから原因を特定します。

連携先で発生するエラー

通信が連携先(DBやクラウドサービスなど)に到達した後に発生するエラーです。
Salesforceを例にすると、以下のようなことが考えられます。
  • ID/パスワード誤りなどの認証エラー
  • APIコール数超過など、Salesforceの仕様制限によるエラー
  • プロセスビルダーなど、レコード更新などをトリガーとしてSalesforce側で動作する処理のエラー
この場合、連携先の担当者と連携したり、ヘルプなどのドキュメントを確認し、原因を特定したりする必要があります。

2. ログの見方を理解する

次に「エラーメッセージの確認方法」を覚えましょう。

DataSpiderではスクリプトの実行結果がログに出力されており、エラーメッセージもログに出力されます。
ログは、Studioの「マイログ」から確認することが可能です。

ログをダウンロードして内容を確認してみます。

……よく分かりませんね。

いろいろな情報が出力されているので、見るのを諦めたくなりますが、すべてを理解して確認する必要はありません。

「失敗」「Exception」などのキーワードでログを検索します。
今回のログだとこの辺りですので、メッセージをメモしておきましょう。

3. 原因の特定方法を理解する

先ほどメモしたメッセージから原因を特定しましょう。

通常はメッセージの内容から原因のアタリをつけていきますが、これには幅広いIT知識や経験を元にした勘も必要になってきます。

「メッセージを見ても分からない!」といった場合には、落ち着いて次のポイントを試してみましょう。

翻訳する

「英語のメッセージ」というだけで投げ出したくなりますが、とりあえず翻訳してみます。

先ほどのメッセージを例にすると、
com.appresso.ds.script.runtime.ComponentFailedException: [csv_read(ファイル/CSV/CSVファイル読み取り)]の処理に失敗しました。
原因:[java.io.FileNotFoundException: /data/skawai/input.csv(/usr/local/dataspider/server/data/skawai/input.csv)]
「FileNotFound」という文字が入っています。
これを翻訳すると「ファイルが見つかりません」となります。

意外と単純なメッセージだったりしますので、まずは翻訳してみましょう。

Google検索する

思い切ってメッセージをGoogle検索してしまいましょう。

連携先やネットワークが原因の場合、提供元のナレッジや技術者コミュニティなどで情報が公開されていることがあります。
ヘルプやマニュアルなどのドキュメントを確認することも有効です。

サポートに問い合わせる

翻訳・検索しても原因が分からない場合はサポートに問い合わせをしましょう。このとき、サポートチームに現在の状況を説明することを意識します。

具体的には、次の内容を含めることをオススメします。
  • 事象について
    • 内容の詳細
    • 発生条件
    • 再現性
  • 利用者側で調べたこと
  • メッセージ、ログ、スクリーンショットなどの資料
これらの情報が不足している場合、状況把握のためのやり取りが発生します。
事象によっては、何度もやり取りが発生し、これだけで数日かかることも…

現在の状況を伝えることで、すぐに本題のやり取りを始めることが可能になります。

まとめ

今回のまとめです。

前提の理解

  • エラーには様々な種類があり、原因も広範囲にわたる

原因を特定するための最初のアクション

  1. ログからエラーメッセージを確認する
  2. エラーメッセージの内容を理解する
    • 翻訳する・検索する
    • サポートに原因特定の支援を依頼する
無事に原因が特定できたら、原因箇所のシステム管理者やサポートと連携しながら、解決を目指しましょう。今回紹介したポイントを実践することで、適切なコミュニケーションを迅速に開始することができます。

また、翻訳や検索を繰り返すことで、幅広い知識が身につきます。
簡単なことですが、問題解決だけでなくスキルアップにもつながりますので、ぜひ試してみてください。
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