動的関連リストとは
Summer’22 で登場した機能で、関連リストに検索条件や表示条件を追加することができます。
レコードページの編集ページから設定できます。
用途
例えば、下記のような用途に活用できます。
・取引先のページに商談の関連リストを表示する際に、進行中の商談のみを表示させたい。
・進行中の商談、受注済の商談など関連リストを分けて表示させたい。
・ログインユーザのプロファイルやロールによって関連リストを切り替えたい。
・親レコードの状態によって、表示する関連リストを切り替えたい。
今回は、取引先のレコードページに商談の関連リストを作成したいと思います。
動的関連リストを作成します
取引先のレコードページを開き、右上の歯車マークから編集ページを選択します。
動的関連リストを追加
「動的関連リスト - 1つ」をドラッグ&ドロップで配置します。
検索条件を設定します
検索条件を設定することで、リストに表示される関連レコードを絞り込むことができます。
今回は、完了済の商談のみを表示する関連リストを作成します。
今回は、完了済の商談のみを表示する関連リストを作成します。
関連リストを追加して、複数表示することも可能です。
今回は、「未完了かつ金額が百万円以上」の商談の関連リストを作成します。
検索条件として、「完了フラグ」と「金額」を追加します。
保存して確認します。
表示条件を設定します
条件によって、関連リストの表示・非表示を切り替えできます。
先ほど追加した、2個目の関連リストに表示条件を設定します。
今回は、ユーザのプロファイルを条件に設定します。プロファイル名に「営業」が含まれるユーザだけにこの関連リストが表示されるようにします。
条件種別:「詳細」
項目:「ユーザ>プロファイル>プロファイル名」
を選択し、条件を設定します。
先ほど追加した、2個目の関連リストに表示条件を設定します。
今回は、ユーザのプロファイルを条件に設定します。プロファイル名に「営業」が含まれるユーザだけにこの関連リストが表示されるようにします。
条件種別:「詳細」
項目:「ユーザ>プロファイル>プロファイル名」
を選択し、条件を設定します。
保存して確認します。
2つ目の関連リストが非表示になっています。
2つ目の関連リストが非表示になっています。
プロファイル名に「営業」が含まれるユーザでログインすると、関連リストが2つ表示されています。
考慮事項
・検索条件を複数設定すると、条件に全て当てはまるレコードのみが表示されます。
・動的関連リストには、最大30件までしか表示できず、「すべて表示する」のオプションがありません。
件数が多い場合には、検索条件を追加するか、従来の関連リストを使用する必要があります。
終わりに
今回は、動的関連リストをご紹介しました。
関連リストの表示件数が多く、「目的のレコードに中々たどり着けない」といったお悩みがある場合には、特に有効な機能だと思います。
動的関連リストを活用してユーザエクスペリエンスを高めましょう!
関連リストの表示件数が多く、「目的のレコードに中々たどり着けない」といったお悩みがある場合には、特に有効な機能だと思います。
動的関連リストを活用してユーザエクスペリエンスを高めましょう!
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