目次
via pixabay.com
はじめに
これまでワークフロールールやプロセスビルダーを作成した経験がある方はとても多いかと思います。
そんなワークフロールールとプロセスビルダーですが、早ければWinter’23以降に新しいプロセスやワークフローを作成する機能が停止され、今後ノーコードツールはSalesforce フローに統一されます。
そこで今回は、今回Spring'22でプレリリースされた「ワークフローをFlowへ移行してくれるツール:Migrate to Flow(Beta)」。こちらを実際に試してみました。
そんなワークフロールールとプロセスビルダーですが、早ければWinter’23以降に新しいプロセスやワークフローを作成する機能が停止され、今後ノーコードツールはSalesforce フローに統一されます。
そこで今回は、今回Spring'22でプレリリースされた「ワークフローをFlowへ移行してくれるツール:Migrate to Flow(Beta)」。こちらを実際に試してみました。
Migrate to Flow の操作画面
では早速、画面を確認します!
基本操作画面
この画面は、
設定 > プロセスの自動化 > フローに移行(ベータ)
から確認できます。
設定 > プロセスの自動化 > フローに移行(ベータ)
から確認できます。
一覧にはすべてのワークフロールール(有効なルールと無効なルールの両方)が表示されます。ワークフロールールを移行するには、ワークフロールール名の横にあるラジオボタンをマークしてから、右側の[Migrate to Flow]ボタンをクリックします。
では、実際に移行処理を実行してみましょう。
今回用意したワークフロールールは、商談:フェーズが作成/更新された場合に商談:チェックボックス(カスタム項目)をTrueに更新するといったシンプルな項目自動更新です。
では、実際に移行処理を実行してみましょう。
今回用意したワークフロールールは、商談:フェーズが作成/更新された場合に商談:チェックボックス(カスタム項目)をTrueに更新するといったシンプルな項目自動更新です。
[Migrate to Flow]ボタンをクリックすると上記のようなメッセージが数秒間表示され、その間にシステムがレコードトリガフローを作成します。
処理が完了すると上記のような画面が表示されます。
画面には以下の2ステップが記されていますので、それぞれの機能を確認していきましょう。
- Test In Flow Builder
- Switch Activation
Step 1: Test In Flow Builder
作成されたフローが正常に動作するかを「Test in Flow Builder」で確認します。
「Test in Flow Builder」をクリックすると別タブでフロービルダーが展開されます。
「Test in Flow Builder」をクリックすると別タブでフロービルダーが展開されます。
開始条件を確認すると「高速項目更新」(保存前実行)で登録されたことが確認できます。
項目自動更新に数式が含まれいてる場合やメールアラート、アウトバウンドメッセージ、またはスケジュール実行のアクションがある場合は、保存前実行フローではサポートされていないため「アクションと関連レコード」(保存後実行)で登録されます。
項目自動更新に数式が含まれいてる場合やメールアラート、アウトバウンドメッセージ、またはスケジュール実行のアクションがある場合は、保存前実行フローではサポートされていないため「アクションと関連レコード」(保存後実行)で登録されます。
デバッグを行ったところ、正常に動作していることが確認できました!
フロービルダーを閉じて元の画面に戻ります。
次にこの作成されたフローを有効化していきます。
フロービルダーを閉じて元の画面に戻ります。
次にこの作成されたフローを有効化していきます。
Step 2: Switch Activation
Switch Activationsではワークフロールールを無効化し、作成したフローを有効化することができます。
作成されるフローは初期段階では無効となっているため、有効化する必要があります。
それでは「Switch Activations」をクリックしてみましょう。
作成されるフローは初期段階では無効となっているため、有効化する必要があります。
それでは「Switch Activations」をクリックしてみましょう。
処理が完了すると上記ダイアログが表示されます。
移行処理を終えると一覧の「Workflow Rule Status」がInactiveに更新され、ワークフロールールが無効化されたことが分かります。
また「Resulting Flow」には作成されたフローが表示されています。
基本的にフロー名はワークフロールールと同一です。
以上が「Migrate to Flow」の一通りの流れとなります。
また「Resulting Flow」には作成されたフローが表示されています。
基本的にフロー名はワークフロールールと同一です。
以上が「Migrate to Flow」の一通りの流れとなります。
注意事項
移行できないアクション
先程移行したワークフロールールとは別に、アクションに「ToDo」が含まれているワークフロールールを移行しようとすると、このようなエラーメッセージが表示されます。
今回のMigration to Flow(Beta)はToDo作成をサポートしておらず、ワークフロールールにToDoが含まれていると移行することはできません。
今回のMigration to Flow(Beta)はToDo作成をサポートしておらず、ワークフロールールにToDoが含まれていると移行することはできません。
再度同じワークフロールールを移行した場合
再度同じワークフロールールを選択して[Migrate to Flow]ボタンをもう一度クリックすると、既存のフローの新しいバージョンを作成する代わりに、新しいフローが作成されます。この場合フロー名は「ワークフロールール名 + _バージョン数」となります。
この場合は混乱を避けるため古いフローは削除することをオススメします。
この場合は混乱を避けるため古いフローは削除することをオススメします。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は一部の要素に絞ってご説明しましたが、現時点でも簡単にフロー化ができました。
Summer’22にはプロセスビルダーへの移行をサポートする追加ツールが発表されるそうです。
今後利用する可能性が高いツールだと思いますので是非試してみてください!
今回は一部の要素に絞ってご説明しましたが、現時点でも簡単にフロー化ができました。
Summer’22にはプロセスビルダーへの移行をサポートする追加ツールが発表されるそうです。
今後利用する可能性が高いツールだと思いますので是非試してみてください!
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