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はじめに
みなさん、こんにちは!
突然ですが、Salesforceのメジャーバージョンアップと聞いて、具体的な対応方法を想像できますでしょうか?
メジャーバージョンアップは、年に3回実施される、Salesforceを運用していくうえでは切っても切れない一大イベントです。
また、スケジュールはセールスフォース社が設定するため、組織に影響がある変更内容を動作検証中であったとしても、期日がくれば自動的に適用されます。
本記事を通して、メジャーバージョンアップの対応として何を準備すれば良いか、対応方法の全体像を明らかにし、最適な対応方法を探すお手伝いをいたします!
突然ですが、Salesforceのメジャーバージョンアップと聞いて、具体的な対応方法を想像できますでしょうか?
メジャーバージョンアップは、年に3回実施される、Salesforceを運用していくうえでは切っても切れない一大イベントです。
また、スケジュールはセールスフォース社が設定するため、組織に影響がある変更内容を動作検証中であったとしても、期日がくれば自動的に適用されます。
本記事を通して、メジャーバージョンアップの対応として何を準備すれば良いか、対応方法の全体像を明らかにし、最適な対応方法を探すお手伝いをいたします!
メジャーバージョンアップとは?
改めて、メジャーバージョンアップについて確認していきましょう。
Salesforceでは新機能の追加や使いやすさ、安全性を向上させるため、年3回(Spring:2月頃、Summer:6月頃、Winter:10月頃)、メジャーバージョンアップと呼ばれる大規模なアップデートが行われます。
メジャーバージョンアップには多大な恩恵がある一方、アップデート内容によっては画面の見え方が変わったり、実装したフローやApexなどのロジックに影響が出たりする場合があります。
そこで、本番環境がアップデートされる前にリリースノートでの影響箇所の特定やSandboxでの調査、リグレッションテストを通して、アップデート後も問題なく業務を行えることを確認することが大切です。
リリースノート(英語版)の公開は、本番環境へのアップデート適用のおよそ1ヶ月半前に行われます。
また、Sandbox環境へのアップデート適用はおよそ1ヶ月前となります。
Salesforceでは新機能の追加や使いやすさ、安全性を向上させるため、年3回(Spring:2月頃、Summer:6月頃、Winter:10月頃)、メジャーバージョンアップと呼ばれる大規模なアップデートが行われます。
メジャーバージョンアップには多大な恩恵がある一方、アップデート内容によっては画面の見え方が変わったり、実装したフローやApexなどのロジックに影響が出たりする場合があります。
そこで、本番環境がアップデートされる前にリリースノートでの影響箇所の特定やSandboxでの調査、リグレッションテストを通して、アップデート後も問題なく業務を行えることを確認することが大切です。
リリースノート(英語版)の公開は、本番環境へのアップデート適用のおよそ1ヶ月半前に行われます。
また、Sandbox環境へのアップデート適用はおよそ1ヶ月前となります。
(例)Summer25のスケジュール
バージョンアップ対応の概要
メジャーバージョンアップに必要な対応として、下記3点が挙げられます。
① リリース更新の確認
② リリースノート確認
③ リグレッションテスト
メジャーバージョンアップのなかでも特に影響のあるリリース更新に対応し、リリースノートで他の影響箇所を特定、リグレッションテストでバージョンアップ後も業務が問題なく実施可能であることを確認します。
ただ実際にはリリースノート公開から本番適用までの1ヶ月半の間にメジャーバージョンアップ対応を完了させなければならないため、リリースノート確認とリグレッションテストは同時並行で進める必要があるかもしれません。
① リリース更新の確認
② リリースノート確認
③ リグレッションテスト
メジャーバージョンアップのなかでも特に影響のあるリリース更新に対応し、リリースノートで他の影響箇所を特定、リグレッションテストでバージョンアップ後も業務が問題なく実施可能であることを確認します。
ただ実際にはリリースノート公開から本番適用までの1ヶ月半の間にメジャーバージョンアップ対応を完了させなければならないため、リリースノート確認とリグレッションテストは同時並行で進める必要があるかもしれません。
リリース更新・リリースノート
リリースノートにはSalesforceに関連するあらゆるアップデート情報が記載されているため、かなりの文量があります。
例えば、Summer’25ではPDF版のリリースノートは700ページ以上の文量がありました。
これを全て1ヶ月半の間に理解しつつ、リグレッションテストを実施していくことは大変困難です。
そこで、特に影響する箇所を中心に確認を進めていくとよいでしょう。
まずは、特に影響度合いの大きい更新内容がまとめられた「リリース更新」を確認します。
「リリース更新」は、Salesforceの設定画面から更新内容の詳細と対応方法を確認することができます。
設定画面のクイック検索欄で「リリース更新」と検索し、『要対応』の更新内容を確認します。
このなかで『ステップ完了期日』が赤字のものが直近で対応しなければならない変更内容になります。
「使用開始」を押下して、ステップバイステップガイドに従い対応を進めてください。
(ステップバイステップガイドのチェックボックスは対応しても自動でチェックがつきません。また、未完了の状態でもチェック可能なため注意しましょう)
例えば、Summer’25ではPDF版のリリースノートは700ページ以上の文量がありました。
これを全て1ヶ月半の間に理解しつつ、リグレッションテストを実施していくことは大変困難です。
そこで、特に影響する箇所を中心に確認を進めていくとよいでしょう。
まずは、特に影響度合いの大きい更新内容がまとめられた「リリース更新」を確認します。
「リリース更新」は、Salesforceの設定画面から更新内容の詳細と対応方法を確認することができます。
設定画面のクイック検索欄で「リリース更新」と検索し、『要対応』の更新内容を確認します。
このなかで『ステップ完了期日』が赤字のものが直近で対応しなければならない変更内容になります。
「使用開始」を押下して、ステップバイステップガイドに従い対応を進めてください。
(ステップバイステップガイドのチェックボックスは対応しても自動でチェックがつきません。また、未完了の状態でもチェック可能なため注意しましょう)
「リリース更新」の確認が終わったら、リリースノートの確認に移りましょう。
リリースノートを実際に確認すると、カテゴリごとに更新内容が分類されていることがわかります。
参考:Salesforce Summer '25 リリースノート
そこで使用している機能に関連するカテゴリから優先的に確認を進めていきましょう。
更新内容によっては次回以降のメジャーバージョンアップに適用されるものもあります。
もし本番リリースまで時間がない場合は適用時期で確認対象を絞っても良いかもしれませんね。
リリースノートを実際に確認すると、カテゴリごとに更新内容が分類されていることがわかります。
参考:Salesforce Summer '25 リリースノート
そこで使用している機能に関連するカテゴリから優先的に確認を進めていきましょう。
更新内容によっては次回以降のメジャーバージョンアップに適用されるものもあります。
もし本番リリースまで時間がない場合は適用時期で確認対象を絞っても良いかもしれませんね。
リグレッションテストとSandbox
リグレッションテストは本番環境に先駆けてアップデートされたSandboxを用いて実施します。
このような状態のSandboxをプレビュー環境と呼びます。
Sandboxにはプレビュー環境と本番環境と同じタイミングでバージョンアップする非プレビュー環境の2つが存在します。
そのため、まずはリグレッションテストを始める前にどのSandboxがプレビュー環境か確認しましょう。
本番環境の設定画面のクイック検索から「Sandbox」と検索すると、Sandboxの設定画面が表示されます。この設定画面にSandboxの一覧が表示され、プレビュー種別列にプレビュー/非プレビューの情報が表示されます。
このような状態のSandboxをプレビュー環境と呼びます。
Sandboxにはプレビュー環境と本番環境と同じタイミングでバージョンアップする非プレビュー環境の2つが存在します。
そのため、まずはリグレッションテストを始める前にどのSandboxがプレビュー環境か確認しましょう。
本番環境の設定画面のクイック検索から「Sandbox」と検索すると、Sandboxの設定画面が表示されます。この設定画面にSandboxの一覧が表示され、プレビュー種別列にプレビュー/非プレビューの情報が表示されます。
プレビュー/非プレビュー(プレビュー以外)は設定画面から変更できず、Sandboxの作成時期によってはじめから決定されます。
Sandbox更新期日前までに作成されたSandboxはプレビュー環境、期日後に作成された場合は非プレビュー環境になります。
プレビュー/非プレビューの違いから、バージョンアップ期間中はSandboxによりバージョンが異なる状態になります。この状態でリリースを行う場合、バージョン差異による失敗のリスクや新旧両バージョンでの動作確認の必要があります。そのため、バージョンアップ期間中はリリースを避ける方針で進めるのが良いと思います。
しかし、急な障害やリグレッションテストの結果、資材修正が必要と判断した場合はバージョン差異を意識したリリース計画を立てる必要があります。
Sandbox更新期日前までに作成されたSandboxはプレビュー環境、期日後に作成された場合は非プレビュー環境になります。
プレビュー/非プレビューの違いから、バージョンアップ期間中はSandboxによりバージョンが異なる状態になります。この状態でリリースを行う場合、バージョン差異による失敗のリスクや新旧両バージョンでの動作確認の必要があります。そのため、バージョンアップ期間中はリリースを避ける方針で進めるのが良いと思います。
しかし、急な障害やリグレッションテストの結果、資材修正が必要と判断した場合はバージョン差異を意識したリリース計画を立てる必要があります。
さいごに
メジャーバージョンアップ対応について、①リリース更新の確認、②リリースノートの確認、③リグレッションテストの3つの方法を記載いたしました。これらを軸にそれぞれの組織の機能や特色に合わせて対応方法を検討いただければと思います。
年に必ず3回も訪れるメジャーバージョンアップ、最適な対応方法を探すお手伝いができたなら幸いです。
それでは良いSalesforceライフを!
年に必ず3回も訪れるメジャーバージョンアップ、最適な対応方法を探すお手伝いができたなら幸いです。
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