皆さん、こんにちは。
6/9にAppExchangeサイト(グローバル)に公開したLightningコンポーネント『Multi-View Calendar』を紹介します。
実はこれもSkyVisualEditorチームで開発しました。
そして 無料 ですのでお試しください!
では、『Multi-View Calendar』の機能内容や設定方法です。
1. 機能内容
パッケージには下記2つのコンポーネントが含まれており、Lightningアプリケーションビルダーから利用可能です。
Lightningアプリケーションビルダーを使用せずに利用することも可能ですが、当ブログでは使用することを前提に書いていきます。
■ TS Calendar Display
行動(Event)オブジェクトに登録されているスケジュールデータを月、週、日表示するカレンダーコンポーネントです。コンポーネント単体での利用が可能となっており、Salesforce1のタブとしても利用できます。
■ TS Calendar User Selector
他のユーザーのスケジュールを確認できるようにするコンポーネントです。「TS Calendar Display」と一緒に利用します。
2.利用条件
(1) Lightningコンポーネントが有効であること
Lightningコンポーネントを有効化します。ベータ機能になっていますので、Sandbox環境やDeveloper Edition等で一度お試しすることをお勧めします。
設定 -> ビルド -> 開発 -> Lightningコンポーネント
チェックをして「Save」ボタンをクリックすると警告メッセージが表示されます。問題がなければ「OK」をクリックします。
(2) Lightningアプリケーションビルダーが有効であること
LightningアプリケーションビルダーがGAとなっているSummer'15環境、またはLightningアプリケーションビルダーが有効化されたDeveloper Edition環境を用意します。有効な組織の場合、設定メニューにLightningアプリケーションビルダーが表示されています。
設定 -> ビルド -> Lightningアプリケーションビルダー
3.設定方法
(1) Mult-View Calendarをインストール
AppExchangeサイトからMult-View Calendarをインストールします。
グローバルのサイトですが、日本の組織にもインストールして利用する事ができます。
https://appexchange.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N30000000q4PvEAI
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パッケージインストール時の注意点として、インストール時に警告メッセージが表示されてしまいます。(2015/6/11現在)
勿論セキュリティレビューは合格していますのでインストールしても問題はありません。何故表示されているのかは現在Salesforce社に問い合わせ中です。
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→ 不具合が解消され、現在はエラーメッセージは表示されなくなりました。(2015/6/26現在)
(2) Lightningアプリケーションビルダーで画面作成
Lightningアプリケーションビルダーの設定ガイダンスに従い、Lightningページの設定を行います。
画面左の「カスタム・管理」にMulti-View Calendarコンポーネントの下記2つが表示されますので画面に配置します。
・TS Calendar User Selector
・TS Calendar Display
「保存」ボタンをクリックするとLightningページが作成されます。
(3) 作成したLightningページの設定
Lightningアプリケーションビルダーから「有効化」ボタンをクリックすると簡単にLightningページが利用できるようになります。
Salesforce1のメニューを確認してみると、作成した"カレンダー"タブが表示されています。
設定はこれで完了です。
表示としては下記のようになりますので試してみてください。
今後のブログでは、当Lightningコンポーネント開発での技術的な裏話(?)も書かれるかもしれません。
楽しみにしていてください!