【Tableau事始め#4】Tableauサンプルデータ「スーパーストア」を見てみよう(後編)

データを多角的な切り口で分解しながら、どのようにデータを表現するのが最適かを考えていきます。

テラスカイ データマネジメント部のH.Oです。
前回の記事で、Tableau Desktopを使って「売上」を可視化する基本操作を確認しました。
今回は、その「売上」をさらに多角的な切り口で分解しながら、どのようにデータを表現するのが最適かを考えていきたいと思います。

1. さまざまな切り口で売上を分解する

まず、前回作成したカテゴリ別の売上グラフを振り返ってみましょう。

・カテゴリ別の売上
「カテゴリ」を列、「売上」を行に配置した基本のグラフです。
どの製品カテゴリが売上に貢献しているかが一目でわかります。

次に、地域ごとの売上も見てみましょう。

・地域別の売上
「カテゴリ」の代わりに、作成した「地域」を列に入れてみます。
関東地方の売上が突出していることがわかります。

では、これらを組み合わせて「カテゴリ別かつ地域別」の売上を見たい場合は、どのように表現すればよいでしょうか?

2. データの表現方法を考えてみよう

カテゴリと地域の2つの要素を組み合わせて表現する方法は、Tableauではいくつも存在します。

A. クロス集計表
正確な数値を1つずつ確認したい「経営会議」などの場に向いています。

B. グラフを多次元で細分化する
一つの軸で集計していた棒グラフに、もう一つの軸を追加してデータを細かく分解して表示する方法です。
セグメント(カテゴリ)ごとの地域別の傾向を、詳細に比較したいときに適しています。

C. 色分け(積み上げグラフ)
複数の要素を1つの棒の中に色で表現し、多角的に分析したいときに有効です。
「地域」を軸にするか、「カテゴリ」を軸にするかでデータの見え方が大きく変わります。

3. まとめ: どれが「正解」?

これらの表現方法に「唯一の正解」はありません。
「誰が」「何を知るために」そのデータを見るのか、その目的によって最適な形は変わってきます。

・正確な数字を追いたいとき  → クロス集計表
・セグメントごとの大小を見たいとき  → グラフを細分化して並べる
・複数の要素を多角的に分析したいとき  → 色分け(積み上げグラフ)

このように、目的に合わせて使い分けることが重要です。

次回の記事では、こうした「見せ方」を判断するうえで非常に役立つ指針、「Preattentive Attributes(プリ・アテンティブ・アトリビュート)」について解説します。