B2B Commerceで何ができる?<商品管理編>

B2B Commerceの商品管理方法について紹介します。

前回6月にご紹介した記事ではB2B Commerceの概要をご紹介しましたので、今回はもう少し機能を掘り下げていきます。

第一弾は商品管理体系についてご紹介します!

ひとえに商品管理といっても単体商品や組み合わせ商品、同一商品でも色サイズ違いなど管理したい構成は多岐にわたります。B2B Commerceでは下記体系での商品管理ができます。

・バンドル商品/キット商品
・動的キット商品
・集合商品/属性駆動型商品
・関連商品/代替商品

それでは、1つずつ機能をご紹介します。

B2B Commerceでの商品管理

①バンドル商品/キット商品

複数の商品を組み合わせて1つの商品として販売できます。バンドル商品とキット商品はどちらも親商品(組み合わせ商品)に子商品(単体商品)を紐づける構成となりますが違いは下記の通りです。

 バンドル商品:単価は子商品に関係なく設定できる
 キット商品 :単価は子商品単価の積上げ

CC商品オブジェクトで商品種別を「Bundle」または「Kit」で登録※Salesforce標準オブジェクトの商品とは別オブジェクトなので注意が必要です。

関連リストの価格リストにて単価の設定(Kit商品の場合は0円で登録)⇒複合商品にて構成商品を選択※価格リストもSalesforce標準オブジェクトとは別オブジェクトです。

②動的キット商品

組み合わせ商品としてキット商品の話をしましたが、販売側の企業が商品構成を決めるのではなく、購入側企業がオプション品のように購入したい商品を組み合わせの中から動的に選択することもできます。

イメージとしてはパソコンを購入する際にCPUを選択し、マウス・キーボードなどの付属品についても何をいくつ購入するかを選ぶイメージとなります。

構成は下記4つの中から選択できます。

・複数商品の中から1つのみ選択可かつ、数量変更不可
・複数商品の中から1つのみ選択可かつ、数量変更可
・複数商品の中から複数選択可かつ、数量変更不可
・複数商品の中から複数選択可かつ、数量変更可

動的キット商品の設定を行うと、商品ページでは設定した構成毎にタブで商品構成を指定できるようになります。上記画像ではCPUについて2つのうち1つ選択可としています。

キーボードは複数選択可かつ、数量も変更可としています。

③集合商品/属性駆型動商品

同一商品の色・サイズ違いについて、2種類の方法で管理できます。
色のみやサイズのみなど属性が1つの場合は集合商品を使い、属性が2つ以上となる場合は属性駆動型商品を使います。
■集合商品
集合商品の設定を行う事で、商品紹介ページ上でプルダウンにて商品情報を切り替えできます。

プルダウンで商品を選択。

商品画像、説明が選択した商品に切り替わります。
■属性駆動型商品
属性駆動型商品では、複数属性を切り替えて商品を選択します。

属性駆動型商品:画面イメージは変わらないが3属性まで設定し選択

④関連商品/代替商品

1つの商品に関連付けを行い、商品ページにて別の商品関連商品や代替商品として表示することができます。
例えばプリンターの商品ページを開いた際に関連商品としてインクカートリッジ、代替商品として別メーカーのプリンターを表示するなどの用途で利用できます。

関連商品:アドオン項目に関連付けを行った商品を表示

代替商品:商品ページの下部に表示

おわりに

今回の記事ではB2B Commerceでの商品管理体系をご紹介しました。
今後もB2B Commerceに関して、ECサイト側の変更方法やグローバル化対応方法など機会があればご紹介できればと思います。