まとめでスッキリ!「Japan Wrap up Session【Dreamforce 2025】」で振り返り

セールスフォース・ジャパン社が主催する Japan Wrap up Session【Dreamforce 2025】をはじめ、Dreamforce2025の振り返り記事です。

Dreamforce 2025 会場MAP

みなさん、こんにちは!
念願のDreamforceに参加できて至福の時間を過ごしております!

さて、初めてDreamforceに参加された方は参加人数の多さ、会場の広さに圧倒されたことでしょう。
なので、目当てのセッション場所にたどり着くだけで大変だったり、人気のテーマだと部屋に入れずに外部モニターで視聴しなければならなかったりと、落ち着いてセッションに参加できず 「何かモヤモヤする​」 と感じた方もいたのではないでしょうか?

そんな方にぜひおすすめしたいセッションがこちら
セールスフォース・ジャパン社が主催する Japan Wrap up Session【Dreamforce 2025】です!

Japan Wrap up Session【Dreamforce 2025】の案内ページ

こちらのセッションはDreamforceの会場から10分ほど歩いた場所にある 「Salesforce Tower」 での開催となります。参加資格はDreamforceに現地参加された方で1社3名まで、と条件はありますが、「帰国して出張報告をどう書けば良いか迷ってしまう」という方には持ってこいの内容となっています。

今回の会場となったSalesforce Auditorium入口

さて、今回のセッションのアジェンダは以下の通り

この中からDreamforce 2025の振り返りとプロダクト最新情報について紹介したいと思います。

Dreamforce 2025を振り返る

Agentforce 360(エージェントフォース サンロクマル)

Dreamforce 2025の各セッションで度々登場してきた「Agentforce360」のパネル。よく見ると各プロダクトから「Cloud」という文字がなくなっていますよね?
そうなんです!今まで「Sales Cloud」や「Service Cloud」と呼ばれていた製品は、「Agentforce Sales」、「Agentforce Service」とリブランディングされたのです。
これは単純な名称変更なのではなく、AIエージェントがエンタープライズソフトウェアとして本当に使えるようになったことを宣言する強い意志なのだそうです。

昨年のDreamforce 2024では、初めて「Agentforce」が紹介され、「さあ、AIエージェントをどんどん使ってみましょう!」という段階でした。Salesforce社では実際に自社でAIエージェントを利用し、失敗を重ねながらも確かな手応えを感じられる段階に達しているそうです。

Agentic Enterprise の事例紹介に登場した企業

今までのDreamforceのMain Keynoteでの事例紹介は3社程度だったそうなのですが、今年は5社も事例紹介を実施することができ、業界を問わずAgentforceの効果を得られることを印象付けています。
Wrap up Sessionでは、Main Keynoteで紹介された内容を振り返りながら、各社がどのような部分でAgentforceによって成果を出せたのかをセールスフォース・ジャパン社の社員が丁寧に説明してくれました。

プロダクト最新情報

こちらは各プロダクトのKeynoteの内容を中心に重要なパネルを引用する形で説明して頂きました。
特にKeynoteは人気が高く、会場に入りきれない場合は外部モニターやサテライト会場での視聴に誘導されることがあったため、このWrap up Sessionでの説明は大変ありがたいものでした。
このWrap upに参加できるのであれば、Keynoteの時間をWorkshopやHands-on Trainingに回せたかも、というのは言い過ぎかもしれませんが、それぐらいまとめられていて解りやすい内容となっていました。

その中でも特に未来を感じさせてくれたのが、フィールドサービス領域における新たなビジョンでした。
この分野では「人、AIエージェント、ロボティクス」をキーワードとして挙げ、AIエージェントが単独で機能するだけでなく、現場で働く人間と物理的な作業を行うロボットとを繋ぐ「頭脳」として機能することを示唆しています。
AIエージェントが人間とロボットの作業をオーケストレーションし、フィールドワーク全体を一元管理するというビジョン。
もう、聞いているだけでワクワクしてしまいました!

次の画像は私が参加したEnergy & Utilities Keynoteでのデモンストレーションですが、Slackから現地調査の実施を許可すると格納庫からドローンが自動的に発進し、現地を空撮してその画像をSalesforceに保存するという内容でした。
セッション会場では実際にドローンの飛行はありませんでしたが、格納庫から登場するシーンは未来がすぐそこまで来ていることを感じるには十分な内容でした。

Energy & Utilities Keynoteで行われたドローンと連動するデモンストレーション

まとめのまとめ

さて、Japan Wrap up Sessionの一部を紹介させていただきましたが、私も含めて英語が堪能ではない方は、ぜひ参加して、頭をスッキリさせた状態で帰りの飛行機に乗っていただくことをおすすめします。

日本に帰国後、11月にはセールスフォース・ジャパン社の主催で 「 Agentforce World Tour Tokyo 」 が開催されます。
そして、弊社でも11月7日に 「 TerraskyDay 2025 」 を開催します!
弊社のイベントにはDreamforceに参加した社員も登壇しますので、ぜひご来場されて話を聞かれてみてはいかがでしょうか!