【Tableau事始め#3】Tableauサンプルデータ「スーパーストア」を見てみよう(前編)

Tableauに用意されているサンプルデータ「スーパーストア」を見ていくことで、Tableauの操作感を確認していきます。まずここでは、サンプルデータの準備とTableauでの確認の仕方の基本を見ていきます。

テラスカイ データマネジメント部 のH.Oです。
前回の記事で、Tableau Desktopを使う準備ができました。
今回はTableauに用意されているサンプルデータ「スーパーストア」を見ていくことでTableauの操作感を確認していきたいと思います。
ここでは、サンプルデータの準備とTableauでの確認の仕方の基本を見ていきます。

はじめに

Tableauには、すぐにTableauの操作に入っていけるようサンプルデータが準備されています。
Tableau CloudのライセンスでTableau Desktopをインストールすると一緒にダウンロードされる「サンプル - スーパーストア.xls」が有名です。
Tableau Publicを使用している場合でも、公式サイトのサンプルデータページで同様のデータ「sample_-superstore.xls」を入手することができます。
今回は、この「sample-_superstore.xls」を使用していきます。

「sample_-_superstore.xls」(スーパーストアの売上データ)について
このファイルには、架空のスーパーストアにおける日々の売上や利益のデータが入っています。
データの中身は、地域がアメリカの州、金額がドル、各種名称が英語表記など、アメリカの店舗を想定した内容になっています。

1. (下準備)データを接続しよう

「sample_-_superstore.xls」の「Orders」(注文データ)を接続します。

2. (下準備)データを日本語に変換しよう

このままのデータでも見ていくことはできますが、データを日本語にしたほうがわかりやすいので、あらかじめ変換しておきます。
方法としては「データそのものを書き換える」「日本語化されたデータを入手する」などいくつかありますが、ここではTableauの「計算フィールド」という機能を利用して日本語の項目を作っていきたいと思います。
以下のようにして、計算フィールド(計算式で作成する項目)を作成します。

・データペイン(Tableau画面左側の項目が並んでいる領域)のメニューから「計算フィールドの作成」をクリックします。

・計算式ウィンドウが開くので、フィールド名と計算式を入力します。

作成する計算式は以下の通りです。
計算フィールド名 計算式
行ID STR([Row ID])
オーダーID [Order ID]
オーダー日 DATEADD('year',8,[Order Date])
出荷日 DATEADD('year',8,[Ship Date])
出荷モード CASE [Ship Mode]
WHEN "Standard Class" THEN "通常配送"
WHEN "Second Class" THEN "セカンド クラス"
WHEN "First Class" THEN "ファースト クラス"
WHEN "Same Day" THEN "即日配送"
END
顧客ID [Customer ID]
顧客名 [Customer Name]
顧客区分 CASE [Segment]
WHEN "Consumer" THEN "消費者"
WHEN "Corporate" THEN "企業"
WHEN "Home Office" THEN "ホーム オフィス"
END
国/地域 "日本"
市区町村 ""
都道府県(変換) CASE [State]
WHEN "California" THEN "13-東京都-関東地方"
WHEN "New York" THEN "14-神奈川県-関東地方"
WHEN "Texas" THEN "27-大阪府-関西地方"
WHEN "Pennsylvania" THEN "23-愛知県-中部地方"
WHEN "Washington" THEN "11-埼玉県-関東地方"
WHEN "Illinois" THEN "12-千葉県-関東地方"
WHEN "Ohio" THEN "28-兵庫県-関西地方"
WHEN "Florida" THEN "01-北海道-北海道"
WHEN "Michigan" THEN "40-福岡県-九州"
WHEN "North Carolina" THEN "22-静岡県-中部地方"
WHEN "Arizona" THEN "08-茨城県-関東地方"
WHEN "Virginia" THEN "34-広島県-中国地方"
WHEN "Georgia" THEN "26-京都府-関西地方"
WHEN "Tennessee" THEN "04-宮城県-東北地方"
WHEN "Colorado" THEN "15-新潟県-中部地方"
WHEN "Indiana" THEN "20-長野県-中部地方"
WHEN "Kentucky" THEN "21-岐阜県-中部地方"
WHEN "Massachusetts" THEN "10-群馬県-関東地方"
WHEN "New Jersey" THEN "09-栃木県-関東地方"
WHEN "Oregon" THEN "33-岡山県-中国地方"
WHEN "Wisconsin" THEN "07-福島県-東北地方"
WHEN "Maryland" THEN "24-三重県-関西地方"
WHEN "Delaware" THEN "43-熊本県-九州"
WHEN "Minnesota" THEN "46-鹿児島県-九州"
WHEN "Connecticut" THEN "47-沖縄県-九州"
WHEN "Missouri" THEN "25-滋賀県-関西地方"
WHEN "Oklahoma" THEN "35-山口県-中国地方"
WHEN "Alabama" THEN "38-愛媛県-四国"
WHEN "Arkansas" THEN "29-奈良県-関西地方"
WHEN "Rhode Island" THEN "42-長崎県-九州"
WHEN "Utah" THEN "02-青森県-東北地方"
WHEN "Mississippi" THEN "03-岩手県-東北地方"
WHEN "South Carolina" THEN "17-石川県-中部地方"
WHEN "Louisiana" THEN "44-大分県-九州"
WHEN "Nevada" THEN "45-宮崎県-九州"
WHEN "Nebraska" THEN "06-山形県-東北地方"
WHEN "New Mexico" THEN "16-富山県-中部地方"
WHEN "Iowa" THEN "05-秋田県-東北地方"
WHEN "New Hampshire" THEN "37-香川県-四国"
WHEN "Kansas" THEN "30-和歌山県-関西地方"
WHEN "Idaho" THEN "41-佐賀県-九州"
WHEN "Montana" THEN "19-山梨県-中部地方"
WHEN "South Dakota" THEN "18-福井県-中部地方"
WHEN "Vermont" THEN "36-徳島県-四国"
WHEN "District of Columbia" THEN "39-高知県-四国"
WHEN "Maine" THEN "32-島根県-中国地方"
WHEN "North Dakota" THEN "31-鳥取県-中国地方"
WHEN "West Virginia" THEN "13-東京都-関東地方"
WHEN "Wyoming" THEN "13-東京都-関東地方"
END
都道府県 TRIM(SPLIT([都道府県(変換)],"-",2))
郵便番号 ""
地域 TRIM(SPLIT([都道府県(変換)],"-",3))
製品ID [Product ID]
カテゴリ CASE [Category]
WHEN "Furniture" THEN "家具"
WHEN "Office Supplies" THEN "事務用品"
WHEN "Technology" THEN "テクノロジー"
END
サブカテゴリ CASE [Sub-Category]
WHEN "Accessories" THEN "付属品"
WHEN "Appliances" THEN "アプライアンス"
WHEN "Art" THEN "画材"
WHEN "Binders" THEN "バインダー"
WHEN "Bookcases" THEN "本棚"
WHEN "Chairs" THEN "椅子"
WHEN "Copiers" THEN "コピー機"
WHEN "Envelopes" THEN "封筒"
WHEN "Fasteners" THEN "クリップ"
WHEN "Furnishings" THEN "家具"
WHEN "Labels" THEN "ラベル"
WHEN "Machines" THEN "事務機器"
WHEN "Paper" THEN "紙"
WHEN "Phones" THEN "電話機"
WHEN "Storage" THEN "保管箱"
WHEN "Supplies" THEN "文房具"
WHEN "Tables" THEN "テーブル"
END
製品名 [Product Name]
売上 [Sales]*150
数量 [Quantity]
割引率 [Discount]
利益 [Profit]*150
これでデータの準備が整いました。

※注 記載の都合上、フィールドの諸設定を行い見栄えを整えております。

3. データを見てみよう

このサンプルデータはスーパーストアの売上データですので、まず売上を見てみましょう。
「売上」という項目を「行」にドラッグ&ドロップしてみます。

縦棒グラフができました。
縦軸の目盛りから売上はだいたい340M=340百万(円)ということがわかります。
棒グラフにマウスカーソルを当てると、詳細な数値を確認できます。

このように、簡単にデータを知ることができます。
ちなみに「売上」を「行」ではなく「列」にドラッグ&ドロップすると横棒グラフになります。

列は右に項目が増えていく、行は下に項目が増えていく、だから
列に入れると「右=よこ」に棒グラフができる、行に入れると「下=たて」に棒グラフができる
と覚えると覚えやすいです。

次に、行に「売上」がある状態で、列に「カテゴリ」をドラッグ&ドロップしてみます。
すると縦棒グラフが3個のカテゴリに分かれて表示されます。

このように、「売上」に対して軸となる項目を行・列に追加していくことで、様々な切り口で集計を見ていくことができます。

まとめ

Tableauは直感的に操作できるように設計されていますので、「とりあえず触ってみる」というのもTableauを知る有効な方法です。
まずは「売上」を様々な切り口で見てみてください。
それだけでもこのデータについていろいろなことがわかりますし、同時にTableauの操作にも慣れていくことができます。

次回の記事では、Tableauの機能でこのサンプルデータのどのようなことを知ることができるかを見ていきたいと思います。