SalesforceのGlobal Projectに思うこと - サポート体制について

本記事はGlobal Projectにおいて、悩んだこと、気になることなどを共有したいと思います。

はじめに

皆様、こんにちは。初投稿となります立花です。
SFDC歴は4年とまだまだ短いですが、縁があって複数のGlobal Projectに参画してきました。
今回は、自分の得意分野(?)グローバル案件について少し書いてみたいと思います。
経験豊富な方には当たり前のことも多いかと思いますが、その辺はご容赦ください。

Global Projectのサポート体制

Global Projectにおいては、拠点の要件の要否・優先度を審査するには、COEとPMOは不可欠な存在です。

COEの定義については、COEってご存知ですかの記事をご参照ください。

COEの組織における役割(サンプルイメージ図)

個人的に、特にCOEに期待したいのは、
> 「プロセス/ソリューション/技術レビュー」
> 「課題対応/ナレッジ/ベストプラクティス蓄積・共有・適用」
です。

例えば、保守作業の中によく発生する依頼について、対応方法をテンプレート化します。そして、各システムサポートチームと各拠点のIT担当者へその内容を共有します。
そうすることで、問い合わせへの対応工数が減り、システムの安定運用が期待できます。

PMOの重要性は言わずもがなですが、個人的にPMOに期待したいのは、
> 「課題管理」の優先度づけ
です。

そして、その優先度を全拠点及びシステムサポートチームに共有すべきです。
ビジネス面・システム面の影響調査が済んだら、予算・リソースを含めて、再度優先度を見直すことがあるでしょう。
その都度の調整結果を全員共有することで、自分たちの課題は今どのような状態かが明確になるでしょう。
各システムサポートチームが安心して課題対応スケジュールを立てることができます。

Global Projectあるある事例

ケース1

ケース2

おわりに

21世紀のDX時代、ITシステムの複雑さがどんどん増しています。そんな中、Global Projectもどんどん増えていくと思います。インターナショナルチームが一緒に新しいソリューションをレビューしたりするケースも増えていくでしょう。
SalesforceのスペシャリストとしてYou are the bestと言われように日々邁進していきたいと思います。