Dreamforce2025 Day1:Architecting for AI: Best Practices to Keep Innovating

Dreamforce 2025のセッション「Architecting for AI: Best Practices to Keep Innovating」について、ご紹介します。

はじめに

皆さんこんにちは!

ついに始まりました「Salesforce Dreamforce 2025」
この記事では、Day1で開催された「Architecting for AI: Best Practices to Keep Innovating」について簡単に紹介させていただきます。

Agentforce成熟度

3つの構成のうち、まずは我々の組織におけるAgentforceの成熟度はどこに位置するのか?ということを図解しながらレベル別に説明がありました。
講演者はアメリカ人特有の言い回しを交えて時折参加者へ質問して挙手を求めながら、Salesforce上に構築されるAgentforceの必要性を説明していました。
以下の5つのレベルに分けられます。
レベル0:固定ルールと反復タスク
事前定義されたルールを使用して反復的なタスクを自動化し、推論や学習機能はありません 。

レベル1:情報検索エージェント
人間の行動を推奨し、情報を取得することで人間を支援します 。

レベル2:単純なオーケストレーション、単一ドメイン
サイロ化されたデータ環境で、複雑度の低いタスクを自律的にオーケストレーションします 。

レベル3:複雑なオーケストレーション、複数ドメイン
複数のドメインにわたる統合されたデータを使用して、複数のワークフローを自律的にオーケストレーションします 。

レベル4:マルチエージェント・オーケストレーション
エージェントの監視下で、異なるスタック間で任意のエージェント対エージェントの操作を可能にします 。

Salesforce組織の健全性評価

Salesforce組織のアーキテクチャを評価するためのツールはいくつかあると説明して、今回は以下の3つを取り上げていました 。

■意思決定ガイド
特定の自動化のユースケースに関するツール推奨事項を提供します 。

■ダイアグラム
アーキテクチャ作業の重要な部分であり、正確で理解しやすいダイアグラムを誰もが作成できるようにします 。Salesforceでは、リファレンスアーキテクチャ、データモデルギャラリー、および表記法と規則も提供しています 。

■パターン/アンチパターンエクスプローラ
アーキテクチャにおけるベストプラクティス(パターン)と一般的な落とし穴(アンチパターン)を特定するのに役立ちます 。

Well-Architectedフレームワークの活用

Well-Architectedフレームワークを始めるには、「探求(Explore)」、「教育(Educate)」、「評価(Assess)」、「適用(Apply)」、そして「進化(Evolve)」という段階的なアプローチがあるとのことです 。
■探求(Explore)
Well-Architected Trailheadを完了します 。

■教育(Educate)
AIアーキテクチャのベストプラクティスについてチームをトレーニングします 。

■評価(Assess)
Well-Architected Lensを使用して既存のAIアプリケーションを評価します 。

■適用(Apply)
フレームワークを使用して新しいAIソリューションを構築します 。

■進化(Evolve)
コミュニティと連携して継続的な改善に取り組みます 。

おまけ

多くのブースがある中で、達成すればプライズが貰えるというクエストが多く存在したので、Day1はKeynoteなどを見て回りつつ、合間の時間はプライズゲットのために奔走しておりました。
ワッペン、アストロくん人形、Tシャツ、パーカーなどゲットできました。

昼食や軽食なども配布されており、これだけでお腹一杯でした。
まだまだ回ることが出来ていないエリアがありますので、Day2以降も楽しんでいこうと思います!