Dreamforce 2025 Day2 Consumer Goods Keynote

Dreamforce 2025の Consumer Goods Keynoteについてご紹介します。

はじめに

こんにちは!
米国サンフランシスコで開催中のITカンファレンス「Dreamforce 2025」に現地参加しております。

街全体がSalesforce一色に染まり、世界中から集まった人たちの熱気に包まれております。今年もAI、データ、CRMに関する数多くの情報が発表され、最先端テクノロジーを肌で感じられます。

本記事では、私が参加した「Consumer Goods Keynote」の内容をご紹介させていただきます。

Unlock Growth with Agentforce

・68%のリーダーが競争に勝つためには新たな戦略が必要だと感じ
・61%のCEOがAIエージェントを導入している

そうした状況の中、「成長への道筋を見つけることは依然として困難である」と冒頭で語られておりました。
新たな戦略の為にAIを導入してみたものの、なかなかうまく使いこなせていないのが消費財業界の現状のようです。

Salesforceは「Unlock Growth with Agentforce」と銘打って成長を促進させるためのソリューションをKeynoteの中で紹介していました。



Agentforce 360 for Consumer Goods

ソリューションとしてCGCでもやはり語られていたのが、「Agentforce 360」でした。

「人とAIその間にあるアプリとデータを結び付けて収益性の高い成長を実現する」

Consumer Goodsが持っているデータモデルとビジネスプロセスに合わせて構築されたアプリケーションに

 ・ Data 360 for CG

を組み合わせて、全ての関係者が同じプラットフォーム上で業務を遂行するために、完全にデータを一元管理できるように設定する

そこにさらに

 ・CG Industry Agent

AIが集約されたデータと元にした最適な提案を最適なタイミングで実施してくれる

これが「Agentforce 360 for CGC」のフル活用によって実現可能になるということです。

Consumer Goods Product Vision

Data drivenな環境を構築する為にData 360でデータ統合を実現するとのことでしたが、
Salesforce CGCが持っているデータモデルと、Data360で集約されたデータがどのような仕組みで効率よく活用できる状態になるのか、この部分について細かく調査・検証して行く必要があると感じました。

その内容を踏まえて、実際の提案・導入支援を実施できるように準備していきたいと考えております。

Agentic Enterprise

また、Keynoteセッションの中では主体的行動を促進するためのAgentforce活用のデモも行われていました。

Salesforce Platform上で、マネージャーが商品の販売状況を把握し、Agentforceがどの店舗にいつ・どのようなプロモーションを実施すべきかの提案を行っていました。

そして、店舗訪問担当が使用するCGCアプリケーションにおいても、事前設定した訪問計画に加えてAgentforceからの助言を得るデモが行われていました。

実際に、CGCの複雑なデータモデル+Data 360の情報を使用してAgentforceのプロンプト設定がどうすれば最適になるのか、この点についても深く検証を進めていく必要があると感じました。

最後に

Thank you, Dreamforce!

Dreamforceの魅力は、最新技術の発表だけではありません。世界中から集まった人たちと直接同じ熱気やワクワクを感じることで、エンジニアとして働く原点やモチベーションを再認識することができました。

セッションで得た知識はもちろんですが、何よりもここで得たインスピレーションや繋がりが、明日への大きな活力となります。